成人式で振袖を着るのなら、バッグも和装に合わせて選びましょう。振袖の雰囲気とぴったり合ったバッグを選べば振袖姿の魅力がさらにアップするから、上手に選んでコーディネートしたいところ♡

今回は、成人式の振袖を引き立てるバッグの選び方3つのポイントと注意点をまとめました!

1. 振袖に大きめのバッグはNG!小ぶりで横長のデザインを選んで♡

バッグを選ぶ

ふだんは財布やスマホ、化粧品、手鏡などいろいろな物を収納できる大ぶりのバッグを持っている人も多いでしょう。でも振袖を着るときは、大きめのバッグを持ち歩くのはNG。小ぶりでかわいらしいものを選んだほうが、上品な印象になるんです♪

また、振袖は縦に長いシルエットなので、バッグは逆に横長のデザインを選ぶのがおすすめ!具体的には長財布がすっぽり収まるくらいの大きさが目安です。ただ、実際に長財布を入れてしまうとほかの物がほとんど入らなくなってしまうので、お金は小さな小銭入れに少しだけ入れておきましょう☆

また、化粧品は小さな手鏡やアイブロウ、リップ、フェイスパウダーなど必要最小限のものだけでOK!成人式では式典に出席したり友人と会話したりで忙しく、化粧直しをする時間はあまりないので、メイク用品をすべて持っていかなくても大丈夫です♪

2. バッグの素材の定番は布製!高級感を出すならエナメルもおすすめ♪

振袖に合わせるバッグの素材は、落ち着いた布製のものを選ぶのが定番。振袖の生地とよくなじむので悪目立ちせず、布特有のやわらかな雰囲気が女性らしさを演出してくれます♡

一方、最近人気が高まっているのがエナメル製のバッグです。エナメル独特の美しい光沢は高級感を得られますし、布製のバッグに比べて雨に強いところも魅力♪

どちらの素材を選ぶかは完全に好みの問題なので、気に入ったものをチョイスしましょう!

3. バッグの色は振袖・帯・草履とのバランスを考えて選ぶ

バッグの色を選ぶときは、振袖との相性にばかり注目してしまいがち。ですが、全体の調和を取るためには帯や草履といった小物とのバランスも考えることが大切です!

基本的には振袖や帯、草履と同系統の色を選ぶのがベターですが、振袖と帯、草履の色が違う場合は、草履と合わせるのがおすすめ☆実際、バッグと草履はセット販売されていることも多く、手元と足元の色を合わせることで全体のバランスが取りやすくなります。

また、柄のあるバッグを選ぶときは、振袖や帯の柄と似たものを選ぶのが基本。

たとえば振袖に梅が描かれているなら、バッグも梅をあしらったデザインのものを選んだほうがしっくりきますよ♪

振袖×バッグのおすすめコーデ例3選☆

迷う女性

振袖と相性のよいバッグを探している人のために、振袖とバッグのコーデ例を3つ紹介します♪

1. 赤系振袖×紫の花柄バッグはコントラストがきれい!

成人式で一番人気の赤系振袖には、やや赤みがかった紫色のバッグがよく映えます♡紫ベースのバッグは無地だとやや地味なイメージになりがちですが、桜などの花柄をあしらったものはとっても可愛らしく、手元をぱっと明るくしてくれます♪

ちなみに紫色のバッグは落ち着いた紺色系統の振袖との相性も◎!

明るい色にもシックな色にも合わせられる万能カラーとして人気です☆

2. ピンク系振袖×白のエナメルバッグは可憐な雰囲気が魅力♡

赤の次に人気のピンク系振袖には、白色のエナメルバッグを合わせるのがおすすめ!清楚な白がピンク色の振袖の魅力を引き立て、可憐なイメージを与えてくれます♡

真っ白でシンプルなバッグを選ぶのもいいですが、花柄が入っているものや、ふたの部分だけピンク色になっているものを選ぶとキュートさがアップしますよ♪

3. 黒系統の振袖×深みのある赤色のバッグでエレガントな大人女子に♪

シックな雰囲気の黒系振袖には、ワンポイントとして深みのある赤色のバッグを合わせると、ぐっとエレガントな雰囲気になります☆

素材は高級感を出すためにエナメル製をチョイスするのがベスト。柄は大ぶりなものよりも、小ぶりで控えめなものを選んだほうが、落ち着いた雰囲気を引き立ててくれます♪

ラブリスなら振袖や小物と相性ぴったりのバッグを自由に選べる!

振袖とバッグはどちらも色・デザインともにバリエーション豊富なので、組み合わせもたくさん考えられます。「LABLISS(ラブリス)」ならバッグなどの小物を販売しているほか、振袖の単品販売にも対応しているので、自分好みの組み合わせを実現できるでしょう♪

選び方がわからないときはお店に相談すれば、相性のよい色やデザインを一緒に考えてもらえますよ♡

振袖をきれいに着こなすには、自分の体型に適したサイズの振袖を選ぶことがとっても大切♡

大きすぎるとシワやたるみができやすくなりますし、小さすぎると手首や足首が見えておかしな状態になってしまいます。

華やかな振袖姿で成人式に参加できるよう、サイズの測り方や選び方を覚えておきましょう☆

振袖のサイズを測るときに必要な寸法は3つ!

振袖には肩幅や袖幅、袖丈、衿下などさまざまな名称があるので、サイズを選ぶためには体のあちこちを測らなければいけないと思われがち。

確かにフルオーダーメイドの振袖を仕立てる際は細かいところまで寸法を測りますが、そうでない場合は「身丈」「裄(ゆき)」「前・後巾」の3つの寸法さえわかれば自分の体型に合ったサイズを選べますよ♪

肩から足元までの長さ「身丈」

肩から足元までの長さを「身丈」といいます。

振袖でいうと肩山から裾までの長さですが、実際にはおはしょりを作る分も計算に入れる必要があります。

背縫いから袖口までの長さ「裄(ゆき)」

裄とは背縫いから袖口までの長さのことで、肩幅と袖幅を足した長さでもあります。

腰回りの長さ「前・後巾」

衽(おくみ)巾を除いた腰回りのことです。

振袖のサイズの測り方とポイントを紹介♪

採寸

最近の振袖は既製品でもサイズ展開が豊富ですが、身長だけで選んでも自分にぴったりな振袖には出会えません!ちょうどいい振袖を選ぶためには、事前に裄丈や腰回りをチェックしておくことをおすすめします♪特に腰回りは、体型や振袖を着たときの動きによっては調整が必要になることも。

身長=身丈!誤差は±5cm

身丈は本来、肩から下の長さで測りますが、女性の場合はおはしょりがあるので、身長=身丈となるのが一般的です。

身長の+5cm~-5cmまでの範囲内なら問題なく着られることが多いので、大体の身長がわかっていればOK☆

裄丈は腕をななめ45度にして計測

腕の長さは角度によって大きく変化するため、真横に伸ばした状態で測ると裄丈が短くなりますし、逆に真下に降ろした状態で計測すると袖が長すぎてしまいます。

そのため、裄丈を測るときは腕をななめ45度の位置に固定してから計測するのがポイント!

起点は首の真後ろにあるぐりぐりとした骨で、肩の頂点を通って、手首のくるぶしのところまで結んで長さを測ります。

メジャーで測るときは、首の骨から肩の頂点まではややカーブを描くような感じにして、肩から手首のくるぶしまでは腕に沿うようにするとより実寸に近くなりますよ♪

前・後巾はヒップの幅が一番大きなところで

前・後巾を測るときは、ヒップの幅が一番大きなところで計測します。

標準寸法は前巾6寸5分、後巾7寸5分ですが、成人式では割とひんぱんに立ったり座ったりを繰り返すので、前巾に余裕を持たせるのがおすすめ!

5分くらい裾の開きを大きくしておくとスムーズに動けるようになりますよ♡

体型によって微調整するのがベスト!振袖のサイズを選ぶときの注意点

アイスクリーム

ここまで一般的な振袖のサイズの測り方を紹介してきましたが、やせ型やぽっちゃり体型の人は普通体型の人より振袖が短くなったり、逆に長くなったりしてしまうので、微調整が必要です。

身丈・裄丈・前後巾それぞれに注意したいポイントをまとめました☆

ぽっちゃり体型やバストが大きい人は身丈に+8~10cmくらいの余裕を

やせ型の人や普通体型の人の身丈は、身長の±5cmの範囲内であれば問題ないと説明しましたが、バストが大きい人や下半身がふくよかな人は振袖がやや持ち上がってしまうので、±5cmだと寸足らずになってしまう可能性があります。

バストが90cm以上、またはウエストやヒップが100cm以上ある人は、身長+8~10cmくらいの余裕を持たせておきましょう♪

ぽっちゃりさんは裄丈を2~3cmくらい長めにとろう

裄丈はやせ型または普通体型の人は実寸の±1~2cm以内にすると長すぎず短すぎず、ちょうどいいサイズになります。

一方、ぽっちゃりさんは生地が持ち上がって丈が短くなるので、実寸より2~3cmくらい長めに見ておくとジャストサイズになるでしょう。

特にバストが大きい人や、二の腕が太い人、背中の肉付きがよい人は、さらに余裕をもって4~5cmほど長めに設定すると手首のくるぶしまでしっかり隠れますよ♪

ヒップが大きい人は後巾を広めにするのがポイント☆

動きが多い人は前巾を調整しますが、ヒップが大きい人は後巾を広めに取るのがポイント!

後巾が広がると脇縫いが体の横に移動するので、腰回りが窮屈にならずにスムーズに動けます♡

振袖のサイズの測り方を覚えて自分にぴったりの振袖を見つけよう♪

振袖のサイズ計測は難しいというイメージがありますが、実際は身丈・裄丈・前後巾の3つの寸法を測っておけば自分にぴったりの振袖が見つかります!

ただ、体型によっては既製品とサイズが合わないこともあるので、振袖を選ぶときはなるべくサイズのバリエーションが豊富なところを選ぶのがおすすめ♡

しっかり採寸したうえでお仕立てしてくれるところなら、どんな体型の人でもかっこよく振袖を着こなせますよ♪

振袖にはさまざまな模様や柄が描かれていて、着物の美しさに華を添えてくれます♡

振袖を選ぶとき、模様や柄のデザインで決める人も多いですよね。実はそれぞれの柄には、特別な意味や思いが込められているんです。

ここでは、振袖の柄に込められた意味をタイプ別に紹介します!

これから振袖を選ぶ人は、見た目だけでなく、柄や模様に隠された意味を考えながら検討してみるのもおすすめです☆

飛翔する姿も美しい!「鳥」の柄の意味

振袖の柄には生き物が描かれたものも多いですが、中でも飛び立つ姿が美しい鳥の文様は時代を問わず人気の柄♪

長寿のシンボル「鶴」

鶴は千年…でよく知られているとおり、長寿や生命力の豊かさの象徴です。

鶴の柄は縁起がよい文様、「吉祥文様」のひとつに数えられていて、成人式はもちろん、婚礼などおめでたい場に着用する振袖に好んで使われています。

翼を大きく広げた鶴が飛翔する姿自体とっても綺麗で、ゴージャスな着物姿の仕上がりに◎

平和と幸福の象徴「鳳凰」

鳳凰(ほうおう)は、中国に古くから伝わる伝説の鳥で、天命を受けて天下を治める聖天子の訪れとともにこの世に現れることから、平和と幸福のシンボルとされています。

鶴と同じく、空を舞う姿がとても優美な鳳凰は、日本では飛鳥時代から着物の柄として好まれてきたそうです。

「これからの人生を幸せに」というご両親の想いを込めるには理想の文様ですねっ。

女性らしさを演出する「花」の柄の意味

牡丹

和装の柄として最もスタンダードな文様の「花」は、かわいらしさや愛らしさの象徴であると同時に、幸福や成長を願う意味が込められています。

見た目通り「豊かさ」「華やかさ」を意味する牡丹

中国では「百花の王」と呼ばれている牡丹は、豊かであでやかな外観のとおり、「富貴」や「豪華」「幸福」といった意味が込められています。

また、花弁が開いた状態では花びらが何重にも重なってふっくらとした印象ですが、つぼみの段階ではかなり小さめなので、「大きく美しく成長する」という意味もあるのだとか!

色も赤、ピンク、白、紫とバリエーション豊富なので、成人式に着用する振袖にぴったりの柄です♪

日本人に好まれる桜は「豊かさ」や「繁栄」を意味している

日本の花といえばやっぱり桜!芽生えの季節である春の花であることから、おめでたい日や晴れやかな舞台に好んで使われています。

桜は咲き始めるとあっという間に満開になるので、豊かさや繁栄のシンボルでもあるんですよ♡「これからの人生が豊かなものでありますように」という願いを込めて、成人式の振袖の柄に採用するケースも多いみたい。

見た目も愛らしいので、誰からも好かれるオーソドックスな柄です☆

昔から愛され続ける「縁起物」の柄の意味

御所車

日本には古来より受け継がれている縁起物がたくさん存在します。

中でも以下2つの縁起物はおめでたい日を祝うのにぴったりのシンボルです!

たくさんの幸せを運んでくる「御所車」

御所車とは、平安時代に貴族が乗っていた牛に引かせる牛車のこと。

華やかな平安文化を象徴するような雅やかな乗り物で、現在でも大きなお祭りなどで見かけることができます。

特に御所車にたくさんの花を積み込んだ「花車」は、幸せを運んでくる縁起物とされています♪

自分だけでなく、まわりの人も幸せにする「熨斗文」

熨斗文(のしもん)とは、本来はアワビの薄切りを乾燥させた物のことで、祝儀や進物のような引出物に添えたことから縁起物のひとつに数えられています。

後に文様化されたものは美しい流れのある柄付けで、涼やかな印象を与えるところが魅力♪

熨斗文にはたくさんの人から受けた祝福を、まわりの人と分かち合うという意味が込められているのだとか…。自分だけでなく、まわりの人も一緒に幸福になれるなんて素敵ですね♡

幸せも願いも思いのまま!?「宝づくし」

名前のとおり、いろいろな宝物を文様にして振袖の中にちりばめた、おめでたさいっぱいの柄です。

欲しい物が何でも手に入る打ち出の小づちや、災いから身を隠せる隠れみの、たくさんの知恵を授けてくれる巻物など、ひとつひとつの宝物に異なる意味が込められていて、なんともぜいたくな文様ですねっ♪

見た目も細かくてかわいらしい柄がひとつに詰まっているので、レトロな雰囲気を楽しめるところが特徴です。

ラブリスには華やか&個性的な柄の振袖がいっぱい!

ラブリスには今回意味を紹介した柄をあしらった振袖がたくさんラインナップされています。同じ柄でも表現の仕方が違うと雰囲気ががらっと変わりますよ♪

ここではその一例として、牡丹の振袖を3つ紹介しましょう!

白い牡丹と椿の花

まずは白い牡丹と椿の花をちりばめた濃紺の振袖。

牡丹というと赤やピンクが主流ですが、濃紺の振袖に真っ白な花を散らすとコントラストがはっきりして、振袖の美しさがきわだちます♪

色とりどりの牡丹

続いての振袖は赤、白、黄色、ピンクと色とりどりの牡丹をあしらったカラフルなデザイン。ひとつひとつの柄も大きめで、まるでお花畑のようなかわいらしい雰囲気に仕上がっています♪

牡丹の花

最後はこちら。あえてモダン風に描かれた牡丹の花は、まるで花火のよう!

ひとつひとつの花にしっかりした存在感があるのにうるさくなり過ぎない絶妙なバランス感が魅力です☆

柄や模様の意味を知ると、振袖選びがもっと楽しくなる!

振袖の柄や模様は見た目に美しいだけでなく、幸福や豊かさなどおめでたい意味がたくさん込められています。

成人式のように大人として新たな一歩を踏み出す日に、縁起のよい柄や模様を施した振袖を着用すれば、晴れやかな気持ちがもっと広がるはずです♪

振袖選びの楽しみも増えるので、気になる模様や柄を見つけたらぜひチェックしてみてくださいね!

着物自体はもちろん、袋帯や帯締め、衿といった小物のバリエーションも豊富な振袖は、コーディネートの仕方も多彩です♡

そのぶんひとりひとりの個性やセンスが出やすいので、振袖のコーディネート術を磨きたい!という女子はたくさんいます。

そこで今回は、一生に一度の成人式で輝くための振袖コーデを厳選しました!

帯選びと小物の色遣いが決め手!振袖コーデの2つのポイント♡

具体的なコーディネート術を紹介する前に、まずは振袖コーデの基礎知識をチェックしましょう♪

ポイントは袋帯の選び方と、小物の色遣いです。

袋帯は振袖の色や柄と合わせるときれいにまとまる!

振袖や袋帯にはいろいろな柄とカラーがあるので、バランスを考えないとちぐはぐな印象になってしまいます。

統一感を出すポイントは、振袖に使われている色のうちのひとつを袋帯のメインカラーに持ってくること!振袖と袋帯それぞれのカラーのうち、どれか一つでも共通していれば統一感のあるきれいな印象にまとまります♪

また、振袖と帯の柄は似たようなテイストのものを選ぶのが基本。まったく同じものにする必要はありませんが、色だけでなく柄の相性も考えて選ぶのが上品な振袖姿に仕上げるコツですよ☆

小物にはアクセントカラーを取り入れるのがおすすめ

帯締め

振袖と袋帯が決まったら、帯揚げや帯締め、衿などの小物を選びます。

振袖と袋帯は共通する色を使うのがポイントといいましたが、小物類は逆に反対の色を組み合わせるとほどよいアクセントになります♡

たとえば赤色がベースなら緑、えんじ色なら濃紺など。

ただし、差し色が多すぎるとごちゃごちゃした印象になってしまうので、帯揚げだけ、帯締めだけなどワンポイントで取り入れるのが失敗しないコツです。

なりたいタイプ別!見栄えのする振袖コーデ3選

振袖コーデの基本がわかったところで、なりたいイメージ別に振袖コーデのポイントをチェックしてみましょう♡

1. 女の子らしさ満点!お姫様系コーデ♡

毎年姫系のアパレルブランドから最新の振袖が発売されることからも分かるとおり、お姫様系の甘いコーデは女の子から大人気♪

振袖は淡いベビーピンクや青みがかったピンクに同色系の袋帯を合わせるのが主流ですが、明るい水色の振袖にピンク色の帯を組み合わせたコーデも姫系振袖の定番になりつつあります。

さらにガーリー感を出したい場合は、同色系かつパステルカラーの小物をチョイスするのがおすすめ☆

たとえばバッグや髪飾り、ネイルなどもパステルカラーで統一するとふんわりとした女の子らしさ満点です!

ヘアスタイルは普通のアップスタイルやハーフアップなど何でも似合いますが、ツインテールにするとキュート感がアップしますよ♪

2. これであなたも大正ロマン!レトロコーデ

レトロコーデ

大正時代の大和撫子をイメージさせるようなレトロ風コーデは女子たちから「かわいい!」と大人気♪

朱色っぽい赤の振袖をベースに、大きめの柄をちりばめたものが一般的なので、あれこれ手を加えずナチュラルに着こなすだけでもかわいらしくまとまります。

ワンポイントとして、帯締めや髪飾りにリボンをあしらうと大正ロマン感がアップ!

その場合、髪型はハーフアップにするとお嬢様感が出て、さらに女の子らしくなりますよ☆アップにする時は真っ赤な牡丹の髪飾りをつけると、顔のまわりがぱっと華やいで目立つこと間違いなしです。

3. エレガントに決めたいなら紫ベースの振袖がおすすめ♡

大人っぽくエレガントに決めたい!という人は、紫ベースの振袖を選ぶとぐっと落ち着いた印象になります。

中でも少し赤みがかった紫は、シックなイメージの中にも華やかさがあって、女性らしいつややかな振袖姿になりますよ♪

紫ベースの振袖には、肩から裾までびっしりと柄が描かれたものが多く、さらにゴールドカラーの袋帯を合わせるとゴージャス感が大幅アップ!

なお、帯揚げには濃さの違う紫色を合わせるパターンもありますが、あえて緑色や黄色、水色などの差し色を入れると紫の振袖がぐっと際立ちます。

自分でテーマを決めて、人がうらやむオシャレコーデを目指そう!

振袖コーデを決めるときは、まず自分がなりたい振袖姿をイメージするのが大切なポイント!

「お姫様みたいになりたい」「大人シックに決めたい」などコンセプトが決まれば、ベースカラーや差し色、小物とのバランスなど自然に整ってきます。

コーデに迷ったら、お店の人になりたいイメージを伝えて、アドバイスをもらうのもおすすめですっ♡

プロならあいまいなイメージからでもいろいろなアイデアを提案してくれるので、希望通りの振袖コーデに仕上がりますよ♪

振袖の魅力は、なんと言っても目に鮮やかな色合いを楽しめるところっ!

華やかな朱色から、シックで落ち着いた黒色まで多彩な色が使われているので、どんな色の振袖を選ぶか悩むところも楽しみのひとつです♪

ただ、「この色が好き♡」という理由だけで振袖を選ぶのはNG!

人には生まれつき似合う色、似合わない色があるので、単純に好みだけで振袖の色を選ぶとしっくり来なかったり、老け顔に見られてしまったりすることも…。

二十歳になった晴れ舞台で最高の振袖姿を見せられるよう、振袖を選ぶときは自分のパーソナルカラーをチェックしておきましょう♪

パーソナルカラーのタイプは全部で4種!

パーソナルカラーとは、人が生まれ持った色(肌、髪、瞳、唇など)とよく調和する色のことで、春夏秋冬の4種類に分かれています☆

四季の色

春(イエロー×ソフトベース)はイキイキとした明るい色が似合う

黄味を帯びた暖かい春タイプは、朱色や黄色などぱっと明るい色とよく調和しますよ♡

夏(ブルー×ソフトベース)はふんわりとしたパステルカラーと相性◎

青みがかった夏タイプは、ラベンダーやパールピンクなど、軽くて涼しげな印象の色が似合います!

秋(イエロー×ハードベース)は、シックで落ち着いた雰囲気が特徴

秋タイプは、暖色系の中でもカーキやオリーブグリーンのように落ち着いた雰囲気の色とマッチします♪

冬(ブルー×ハードベース)は、シャープな色が合うクールビューティー

冬タイプは、青みと華やかさを併せ持ったワインレッド、モノトーンなどのカラーグループに属しています。

肌色と髪の特徴でパーソナルカラー診断!

パーソナルカラーの特徴がわかったところで、実際に自分のパーソナルカラーがどのタイプなのか診断してみてくださいっ☆

診断方法はいろいろありますが、ここでは肌色と髪の特徴からパーソナルカラーをチェックする方法を紹介します♪

1. 手のひらの色でイエロー・ブルーベースをチェック

手のひらの色合いでパーソナルカラーをチェックします。

黄色またはオレンジがかった色ならイエローベース、ピンク色やローズ色の場合はブルーベースです。

2. 髪の特徴と瞳の色でパーソナルカラーをチェック

イエローベースのうち、髪色・瞳の色ともに黄みがかった明るい色をしているのは春タイプ。髪色がオレンジがかっていて、焦げ茶色の瞳をしているのは秋タイプです。

一方、ブルーベースの場合、黒みがかった茶髪で、赤またはグレーっぽい瞳をしているのは夏タイプ。髪・瞳のどちらも真っ黒で、髪の量が多いのは冬タイプなんですよ♪

色だけじゃなく柄も違う!本当に似合う振袖の色をカラータイプごとに紹介

ゼリービーンズ

4つのタイプのパーソナルカラーには、それぞれどんな色の振袖が似合うのでしょうかっ?!

カラータイプごとにおすすめの色合いを紹介します♡

春タイプには赤や緑など、元気な色がおすすめ

キュートではつらつとしたイメージのある春タイプの人には、ポップな赤色やフレッシュな緑色がピッタリ♪

そのぶん柄は小ぶりで控え目なものを選ぶと可憐なイメージを演出できます。

ピンク色を選ぶときはビビットな色合いよりも、柔らかいものの方が相性抜群です♡

たとえば、こちらの「ラブリス 振袖 花柄 SE-034」は、黄色に小さなブルーの花柄をあしらったとってもキュートな振袖。

帯はかわいらしいピンク色をチョイスして、全体的にガーリーな雰囲気にまとまっています☆

夏タイプはエレガントで涼やかなコーディネートが似合う

上品さと清楚さを併せ持っている夏タイプの人は、もともと着物が似合う和装美人。特にエレガントな紫色は濃淡にかかわらずしっくりと着こなすことができて、青みがかった肌を際立たせます。

赤やピンクを選ぶときは透明感のある肌に合うよう、明るい色や淡い色を選ぶのがおすすめです♪

柄は大きめのものは避け、やさしい雰囲気の小花を散らすと上品な雰囲気がさらに引き立ちますよっ!

こちらは紫色のストライプをあしらったちょっとめずらしいデザインの振袖。

しっとりした上品さとレトロチックな雰囲気がマッチして、夏タイプにぴったりのエレガントさが漂っていますね♪

秋タイプには大きめの柄と深みのある色が映える

大人っぽい印象を持つ秋タイプには、渋くて落ち着いた色がフィットします。

深みのある朱色や、マットな雰囲気のある紫・緑などをベースに選ぶとシックな印象にまとまります♡

そのぶん、柄は思い切って大きめのものを選ぶのがおすすめ。地味な色合いでもぱっと華やかな雰囲気を演出できますよ♪

こちらは深みのあるオレンジ色をメインカラーにした振袖。

温かみのある色遣いは秋タイプの人と相性ばっちりで、つややかな魅力満載です♪

冬タイプの人は色使いにメリハリを利かせるのがポイント

個性的でミステリアスな雰囲気を持つ冬タイプの人は、メリハリのはっきりした力強い印象の振袖が似合います。特に黒色ベースの振袖をあでやかに着こなせるのは冬タイプならではの特徴です!

ほかの色を選ぶときも、全体的に鮮やかではっきりしたカラーを選ぶとクールビューティーな着物姿に仕上がります。柄は秋タイプと同じく、大きめのものをチョイスするとベースとのコントラストがはっきりしてインパクト大です♪

こちらは濃紺をベースに、ぼたんや椿の花をあしらった和モダン風の振袖。

紺色と真っ白な花のコントラストが美しく、個性的な色使いが似合う冬タイプの人におすすめの振袖です☆

パーソナルカラーを意識して振袖の色・柄を選ぼう!

振袖の美しさを最大限に引き出すには、自分に合った色を選ぶことが一番大切!実際には一人ひとり肌や髪、瞳の色が微妙に異なるので、似合う色もそれぞれ違います。

まずは自分のパーソナルカラーが何タイプなのかチェック☆それを基準にして振袖の色や柄を選ぶと魅力的な振袖姿に変身できますよ♡

一生に一度の晴れ舞台・成人式では、お気に入りの振袖を可愛く着飾って、素敵な1日にしたいものです♪しかし、「振袖は購入かレンタル、どちらがよいの?」と悩む女子も多いようです…。

そこで今回は、成人式の振袖は購入orレンタルどちらがお得なのか、それぞれの特徴やメリット・デメリットとともにたっぷりとご紹介していきます!

成人式以外でも着用するなら購入 成人式のみでの着用ならレンタルがお得!

振袖のレンタルor購入を決めるときの最大のポイントは、「成人式以外にも着用する予定があるのか、ないのか」という点です!

成人式以外にも卒業式や謝恩会、結婚式、初詣など、複数回振袖を着る予定があるなら、購入がおすすめです!購入する振袖の価格にもよりますが、成人式を含めて3回以上着用する予定があるなら、レンタルよりもお得になるといわれています♡

一方、成人式でしか着用する予定がないなら、レンタルの方がお得です!種類にも寄りますが、振袖の価格相場はレンタルで数万~20万円程度、購入する場合は25万~75万円程度とレンタルに比べさらに高額。一度しか着ないのであれば、購入するのは割高になってしまいます。

まずは、成人式以外に振袖を着る予定があるか・ないかを明確にして、もしあるなら、購入した場合と予定回数分レンタルをした場合、どちらがお得かをシミュレーションしてみましょう!

振袖の購入orレンタルそれぞれのメリット・デメリットを徹底比較!

お金の計算をする女性

振袖の価格以外にも、購入とレンタルにはそれぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。以下を参考に、両方の特徴を比較して、ゆっくり検討してみてください♡

購入のメリット:自分だけの特別な振袖で着心地も着姿もばっちり!

購入する場合、自分にピッタリのサイズに仕立てるので、着心地が良く、着姿も美しいという点が最大のメリット&魅力です♡また「自分のために仕立てられた振袖」という点で愛着も湧きますし、人生の節目でもある成人式で着用した大切な記念として形に残せます。

大切に保管しておけば、妹や従妹、将来の子どもや孫にまでも代々受け継ぐこともできるでしょう♡

購入のデメリット:アフターケアやメンテナンスに手間・費用がかかる

購入となると、やはりレンタルと比べて高額になるうえ、着用後のクリーニングや、収納場所の防虫剤の入れ替え・虫干しといったアフターケアやメンテナンスも必要となり、その分手間や費用がかかります。

また自分の好みや着用時の雰囲気、トレンドデザインが将来的に変わっていく可能性があるので、「長く着られるかどうか」をよく考えて購入しなければなりません。

レンタルのメリット:アフターケアやメンテ不要で気軽に選べる!

レンタルなら、アフターケアやメンテナンスも、保管場所に気をつかう必要もありません。着用後は返却するだけという手軽さが最大のメリットです♪

また、一度きりの着用なので、トレンドデザインはもちろん、大胆なデザインの振袖にもチャレンジしやすく、将来のことを考えずに「今」着たい振袖を選べるという点も大きな魅力です♡

レンタルのデメリット:体型やデザインによっては選べる振袖が限られる

鏡を見る女性

レンタル振袖は、日本女性の平均サイズを中心とした仕立てになっているので、体型によっては選択肢が限られる可能性があります。身長が高い方・ぽっちゃりさんは注意が必要です。

また人気デザインや新作デザインの振袖は、購入するのと変わらないくらい高額だったり、早い時期に予約が埋まったりしていることも多く、選べるものが限られてしまう場合もあります。

振袖小物のみの購入でお母さんやお姉さんの振袖をアレンジしても◎

購入やレンタル以外にも、かつてお母さんが着用した振袖や、お姉さんが着た振袖を着用する方もいます。最近では、振袖と小物の一式売りだけではなく、各種振袖小物のみを販売しているお店もあるので、「振袖はお下がりを着用して、小物は新たに買ってアレンジする!」という方も増えているんです♪

お母さんやお姉さんが着た振袖があるという方は、気軽に購入できるバラ売りの小物をゲットして、好みやトレンドに合せてアレンジするのもおすすめです♡

成人式後の使い道やそれぞれの特徴を踏まえて納得のいく振袖選びを♡

振袖は成人式しか着用する予定がない・費用を安く抑えたい・アフターケアやメンテなしで手軽に着たいという方にはレンタルが、成人式以外にも複数回着用する予定がある・自分にピッタリの振袖が着たい・この先もずっと大切に残したいという方には、購入がおすすめです♡

成人式後の使い道や、それぞれのメリット・デメリット、予算なども考えながら、あなたにピッタリの素敵な振袖を選びましょう!

成人式と言えば、「女性は華やかな振袖を着る」というイメージが定着していますが、そもそも成人式に振袖を着るのはなぜか、その起源や理由を知っている方は少ないのでは??と思います。

そこで今回は、成人式に振袖を着る理由とともに、振袖の歴史や、成人式の歴史もあわせて詳しくご紹介します♪

成人式に振袖を着る理由は振袖が「未婚女性の第一礼装」とされているから

成人式に振袖を着る理由は、明治時代以降、振袖が「未婚女性の第一礼装」として定着しているからです。

日本には、古くから成人を祝う通過儀礼が存在していました。男子なら「元服」や「褌祝(ふんどしいわい)」、女子なら「裳着」や「結髪」がそれに当たり、それぞれ髪型や装いを変えて目に見える形で成長を祝い、大人になることへの自覚を芽生えさせる意味があったのです。

現在の成人式で振袖を着るのも、古くから存在する通過儀礼と同じく、装いを大きく変えて成人式を行うことで、成人を祝い、成人したことへの自覚を持たせるという意味があります。そんな式にふさわしい衣装が、未婚女性の第一礼装である振袖なのです!

また、美しく華やかな晴れ着である振袖を着ることで、親や周囲の人へ成長した姿を見せ、感謝を伝えるという意味合いもあります。

振袖の起源は\江戸時代/の女性の普段着「小袖」が変化したもの

振袖

そもそも、振袖が未婚女性の第一礼装とされたのはなぜなのかが気になる方もいるかもしれません。その歴史は、江戸時代にまでさかのぼります!

江戸時代の女性はふだん、「小袖」という袖の短い着物を着るのが一般的でした。しかし江戸時代初期~中期にかけて、小袖の袖丈はどんどんと長くなっていくのです!その理由についてはさまざまな説がありますが、有力な説は、

の3つです。

江戸の踊り子たちが舞台上で踊りを披露するときは、着物の袖が長いほうが、所作が美しいといわれていました。

また、踊り子たちは袖を振ることで愛情を、袖にすがることで哀れみを表し、求愛を受けて「好き」と伝える場合は袂(たもと)を振り、「嫌い」と伝える場合は袂を前後に振ることで意思表示をしていたのです♡

こうした動作を一般庶民の未婚女性達も真似し始め、長い袖の着物は大流行します。

さらに「振る」という仕草には、古くから厄払いやお清めの意味が込められていて、よりご利益を得たいという考えからも、着物の袖が長くなっていったといわれているんです。

こうして江戸時代の女性の普段着だった「小袖」は、袖の長い「振袖」へと形を変え、江戸時代~明治時代にかけて正式に未婚女性の第一礼装となりました。

ですが、日常生活では袖が長いと勝手が悪いことから、明治時代以降は普段の生活で振袖を着ることはなくなり、次第に特別なときの「晴れ着」として着られるようになります。

こうした歴史的背景から、現在でも人生に一度の大切な通過儀礼「成人式」では、振袖が晴れ着として着られているのです。

成人式のルーツは第二次世界大戦後に埼玉県蕨市で行われた「青年祭」

成人の日

振袖の起源について知ったなら、成人式のルーツについても詳しくみていきましょう☆

成人式のルーツは、第二次世界大戦に敗戦してすぐの1946年11月22日、埼玉県北足立郡蕨町(現在の埼玉県蕨市)で行われた「青年祭」というものだといわれています。

青年祭は、第二次世界大戦の敗戦で日本がつらく苦しい状態にいた当時、次の時代を担う青年たちに希望を持たせようと、当時の埼玉県蕨町の青年団長・高橋庄次郎さんが主唱者となって企画したものです。

そして、青年祭のプログラムの一つとして行われたのが「成年式」なんです。

この成年式に影響を受けた日本国政府は、1948年に公布・施行された祝日法によって、「大人になったことを自覚して自ら生き抜こうとする青年を祝う・励ます」という趣旨のもと、翌1949年1月15日を「成人の日」と制定しました。

そしてこの日に行われるようになったのが現在の「成人式」なんです!

※その後の1998年の祝日法改正にともない、2000年より成人の日は現在のとおり1月の第2月曜日へと移動

成人式や振袖の意味を知って一生に一度の成人式を特別な日に♡

成人式や振袖の意味・歴史にまで興味をもつと、成人式がさらに大切な行事に思えてきて、振袖も妥協せずに気に入った一着を選びたい!という気持ちも強くなることでしょう。人生の節目である大切な成人の日は、華やかな振袖を着て、あなたにとって特別な一日にしてください♪

成人式で素敵な振袖姿を楽しんだら、次は振袖を上手に保管しましょう。

「振袖の保管って何だか大変そう…特に気をつけることはある?」

今回は、そんな女子の疑問にお答えします!

大切なのは「カビ」や「虫食い」から守って長持ちさせること。ポイントを押さえればそれほど難しいものではありません。

さっそく、購入した振袖を保管する際に大切なポイントを詳しくチェックしていきましょう♪

1. 振袖の保管に適した場所は湿気が少なく直射日光が当たらない場所

振袖の大敵は「湿気」です。洗面所などの水を使う場所の近くにタンスや衣装ケースを置かないようにしましょう。また、窓辺で日光に当たる場所も高温になるため良くありません。

風通しが良く、直射日光が当たらない部屋にあるタンス・クローゼット・衣装ケースを保管場所に選びましょう。タンスや衣装ケースは壁から10cmほど隙間を開け、通気性良く保ってくださいね。

理想は昔ながらの桐タンス

振袖を収納するのに最も適しているのは昔ながらの桐タンスです。

桐タンスには、次のような特長があります。

このため、日本では昔から着物の保管に使用されてきました。

桐の衣装ケースもOK☆

桐の衣装ケース

現代は桐タンスや和ダンスは置いていない家庭が多いかと思います。そこで、振袖用に収納を用意するなら「桐の衣装ケース」をおすすめします。

桐の衣装ケースならネットで1段5,000円程度から探せます。着物を1枚保管するだけなら手軽な1段、数枚保管するなら3段ケースや5段ケースを選ぶといいでしょう。

押入れはもちろん、クローゼットに入れられるサイズも取り扱われています。

お部屋に合わせて選んでみましょう♪

もっと手軽に保管したいなら着物専用保存袋も使える

もう少し手軽でリーズナブルな保管方法を探している…という方は、着物専用保管袋もあります。お値段は2,000円程度から探せます。

ちょっとした隙間にも置けるのが便利ですが、高価な振袖の保管にはあまりおすすめしません。

2. 振袖着用後の汚れでチェックするのは襟・袖底・裾

振袖を着終わったらまずは数日間陰干しをします。その間に、汚れがついていないか、時間が経ってしみが浮き上がってこないかをチェックしましょう。

もちろん、お手入れはクリーニング店にお任せするのですが、お店の人に汚れのある場所と汚れの種類を伝えられるようにしておきましょう。

特にチェックしたいのは下記の3ヵ所です。

3. 振袖のクリーニングは専門店にお任せ

丸洗い

振袖を洗うのはクリーニング店にお任せしましょう。振袖は高価でデリケートな着物です。自分で汚れを落とそうとして傷めてしまったら大変です。

振袖の代表的なクリーニング方法は3つあります。

洗い張り

振袖を縫い合わせている糸を解いて反物に戻し、その後洗いやしみ抜きを行います。再度仕立てることになるので加工代は高めで、7,000円~1万5,000円ほどが相場です。

丸洗い

着物を解かずに丸ごと洗います。下洗いをしてからドラム式洗濯機でドライクリーニングのように洗う方法です。3,000円から1万2,000円が相場です。

しみ抜き

油性しみ、水性しみ、汗しみなど、種類に合わせて行います。料金はしみの大きさや種類により異なり、1,000円から1万円と様々です。

4. 保管する際は縫い目に沿った正しい畳み方で

振袖は縫い目に沿って畳めば、シワにならずに保管できます。

次に出したときにきれいに着るためには正しく畳みましょう。

  1. 振袖の襟を左側に広げ、下前を脇縫い線で内側に折ります。
  2. 下前のおくみを縫い目に沿って手前に折り返し、肩開き部分の襟を内側に折ります。
  3. 上前の衿、おくみ、裾を下前に揃えて重ねます。
  4. 上前と下前の脇縫い線を揃えて重ねます。袖も揃えて重ねましょう。
  5. 上前側の袖を、袖つけ線から折り返します。
  6. 裾を持って見頃を二つ折りにします。
  7. 肩山と見頃の下側を持って全体を裏返し、下前側の袖を見頃の上に折り返します。
  8. たとう紙に収めます。

読んだだけではちょっと分かりづらいな…と感じる方は、ネットで動画をチェックしてみるのがおすすめですよ☆

振袖は正しく保管して綺麗に長持ちさせましょう

振袖を着終わったら、記事でご紹介したポイントを押さえながら、次の工程で保管しましょう。

大切な振袖を美しく保管できたら、大人女子の仲間入りですね♪

成人式で振袖を着るときには、着物や帯以外にもたくさんの小物が必要!ここでは、振袖の着付けに必要な全種類の小物と、振袖姿を整える和装小物2点をご紹介します!

それぞれの特徴や値段相場、選び方もわかりやすく解説するので、振袖を決めた際には参考にしてみてください♪

振袖を着るのに必要なアイテム9点

ここでは着付けに必要な袋帯、帯締め、帯揚げ、重衿、刺繍半襟、草履、バッグ、ショール、髪飾りの9点について簡単にご紹介していきます☆

1. 格調の高さを演出できる「袋帯」

振袖のような礼装に合わせて締める袋帯は、刺繍が入っていたり金糸や銀糸が使われていたりと、格調の高さが見ただけでわかるほど豪華!

袋帯の値段相場は、手織りでフォーマル向けの華やかなものは40〜50万円ですが、機械織りであれば10万円前後で購入できます。

また、振袖には「洒落袋帯」ではなく、振袖向きの袋帯を選ぶことっ!洒落袋帯はデザインや織り方がややカジュアルなので、フォーマルな振袖に合わせるのはおすすめできません。

2. 帯の形を崩れにくくさせる「帯締め」

帯締め

帯を固定する帯締めには2種類ありますが、振袖には中に綿が入った「丸ぐけ」を選びます。

丸ぐけの帯締めであれば、値段相場は約8,000円〜1万3,000円前後。帯締めを選ぶときには、全体の雰囲気と馴染むよう着物の地色に合わせるのがおすすめです☆

また、着物の地色の補色を選べば、帯締めが全体を締めるのでGOOD◎

3. キレイに着飾るために必要な「帯揚げ」

振袖には、帯の結び目の形を整えるための帯揚げが必要。帯枕(帯の形を整えるために使う小物)を隠る上、キレイに着飾れます◎

振袖用の帯揚げの値段相場は約3,000円〜2万円前後なので、自分のアレンジに合わせて選べるでしょう。

全体をまとめて上品な雰囲気を出したいのであれば振袖の柄の色に似た色を、全体の中のワンポイントとして振袖とまったく違う色を選ぶのも良いですっ♡

振袖専門店にはレースやファー素材のものもあるので要CHECKです!!

4. 着物を格上げできる「重衿」

重衿は着物を何枚か重ね着しているように見せるために使われるもので、顔に近い重衿は特に写真を撮るときにとても重要になるPOINT☆

振袖選びの時にはこだわって選びたいアイテムです♪

重衿の相場は2,000〜1万円で、上品に装いたいのであれば着物と同じ色か、それよりも薄い色の重衿を選ぶといいでしょう。反対に、華やかに仕上げたければ、着物の色より濃い色か補色を選ぶのがポイントです♡

5. 振袖を守るのに必要な「刺繍半襟」

刺繍半襟があれば、華やかに振袖を着飾れるだけでなく、汗やファンデーションなどから振袖を守れます♪

約2,000円から購入できるリーズナブルな刺繍半襟もありますが、刺繍にこだわったハイクラスなものは2万円ほどするでしょう。

刺繍半襟は振袖や重衿と合わせたときに、顔がはっきりと映る色やデザインのものを選べば間違いありません☆

6. ヒール高めで今っぽ見せができる「草履」

草履は、厚底仕様で今っぽさ・トレンド感が簡単にだせる大事なアイテム◎

値段相場は5,000〜5万円ほど。履いても足を傷めないようにするには、鼻緒の幅が広く、草履台が小判形で幅広の草履を選ぶのかポイント!

また、振袖に合わせる草履は、足がかかとから1cm出るサイズだとより美しく見えるのでおすすめ♪

草履のサイズはSML展開というようにあまり細かくないことが多いので、試着をしてから決めると失敗しにくくなります。

7. 振袖姿がより美しく映える「バッグ」

バッグ選びの際には以下の4点を押さえると、振袖姿がより美しく映えます☆

また、振袖姿だとかがんだり地面に手を伸ばしたりしづらいのですが、開け閉めが簡単で使いやすいバッグであれば、物を落とす心配が少なくなります♪

バッグは約4,000円から購入でき、華やかで女性人気が高い帯用の織地を使ったバッグなら2万円前後ほどするでしょう。

最近では洋服にも合わせられるクラッチバッグを合わせる人も多いみたい♡

8. 成人式での防寒対策ができる「ショール」

成人式のある1月上旬はまだまだ寒いので、女子の天敵「冷え」対策としてもショールはマストアイテムです♪

値段相場は約4,000円から1万円前後と手に入れやすいので用意しておくと◎

定番のふわふわの白いショールなら、どんな振袖にも合わせられます。羽毛のショールは、保温機能が高くエレガントな見た目に仕上がるのが魅力です♡

9. 振袖を着たときの存在感を表現できる「髪飾り」

振袖を着たときの存在感は、髪飾りでよりUPすることができます☆

大きめの飾りを選べば振袖姿を華やかにできるし、編み込みと合わせて小さめの飾りを全体に散らせるのもGOOD。

値段相場は2,000円から1万5,000円で、衿元や帯回りの小物の色や柄に合わせて選べば全体のバランスが取りやすいです。

髪飾りは顔に一番近い装飾品なので、明るい印象にしたければ鮮やかな色を、キリッと見せたい場合にはシックな色の髪飾りを選ぶと、印象が変わりますよ♡

振袖姿を整える着付け和装小物2点

足袋

着付け和装小物である衿芯や足袋をプラスすれば、振袖姿がより華やかに引き立ちます。

1. 衿の形を整えて振袖姿をバッチリ決められる「衿芯」

衿芯があれば衿の形を整えられるので、振袖姿をバッチリ決められます☆

(振袖の下に着る)長襦袢の衿に沿うように衿芯を入れれば、衿がよれずキレイな仕上がりになります。

衿芯は300円前後で購入できます。衿が開いてだらしなく見えないよう、硬すぎない衿芯を選ぶのがおすすめです。

2. 振袖を美しく着こなすために欠かせない「足袋」

振袖を美しく着こなすためには、足袋も欠かせません!

定番のブロードタイプ(平織りで薄手の綿布地)の足袋は、値段相場は500円前後ですし、振袖と擦れても着物を傷めないので安心です♪

オーソドックスな白は格調高く決まるので、成人式には最適!!

小物選びにもこだわって振袖姿を華やかにしよう♡

着付けに必要な9点のアイテムや、衿芯や白色の足袋の和装小物があれば、振袖姿を華やかに演出できます。

小物選びでコーディネートにこだわれば、インスタ映えすることも間違いなし♡

振袖を決めたら、ご紹介した小物一式も準備しましょう!

振袖選びでとても楽しみなのが色選び。でも、どの色も素敵で迷ってしまう方もいるかもしれません。

そんな方のために、今回は振袖で人気の5色について解説します♪それぞれの色に似合う柄、おすすめポイントもお伝えしますので、振袖を選ぶ際の参考にしてください♡

成人式の振袖で人気の5色は赤・青・紫・白・黒

カラフルな傘

成人式で良く映える人気の色は、赤・青・紫・白・黒の5色です。鮮やかな色やパステルカラーはもちろん、黒で大人っぽくまとめる方も増えています。

また、「この色!」と決めてお店に行っても、実際にいろいろ試着してみると意外な色に決定する人も多いんです!どの色に決まってもいいように、ここではそれぞれの色の特徴を知っておきましょう♪

やっぱり一番人気は晴れやかな「赤」

晴れやかな赤の振袖は、定番ですが変わらずに最も人気がある色!赤はおめでたい色とされるだけでなく、厄除けの意味もあり、女性の成人の儀式にふさわしい色です。

赤色には落ち着いた「茜色」から黄色みのある「朱色」、ピンク色がかった「韓紅」などがあり、自分の肌色に合わせた色彩を見つけてみてください♪

知性と爽やかさを印象づける「青」

成人式の振袖では爽やかな印象の青も人気があります。青は空や海の色でもあり、多くの日本人が好む色です。自然を連想させるため、爽やかな印象を与えられるでしょう。

知的で落ち着いた雰囲気なら濃い青、爽やかで優しい雰囲気にするならパステルブルーを選ぶのがおすすめです。

白い肌色を引き立てる上品な「紫」

古来、紫は位の高い人が着る上品な色とされていました。神秘的な色なので、上手に着こなせば皆の印象に残ることは間違いありません♪個性を出したい方におすすめです!

また、紫は色白さんのお肌をきれいに引き立ててくれます。紫は候補になかったという方も、試着の際に一度合わせてみてください♪

明るく清々しい「白」

明るい色を大人っぽく着こなしたい方におすすめなのが白!無垢な白は門出の日にふさわしく、始まりを感じさせる色。見る人に清潔で凛とした印象を与えます。

膨張して見えるのが心配な方は、帯に濃いカラーを使うとグッと引き締まります♪

高級感と大人の品格を感じさせる「黒」

成人式で大人っぽさを出すならやっぱり黒!同級生達の中でも、ちょっと差をつけたい方、大人な印象を出したい方におすすめの色です。

古典柄を選べばクールな印象になり、現代柄ならモダンな印象になります。振袖姿をかっこよく演出したい方は、ぜひ挑戦してみてください♪

それぞれの色に似合う定番柄と柄に込められた意味

扇子

それぞれの色には似合う定番柄があります。柄に込められた意味も知って、さらに振袖選びを楽しくしましょう♪

赤には縁起のよい柄を合わせて門出にふさわしい装いに

赤色には縁起のよい柄が似合います。門出を晴れやかに演出できるのがポイントです。

赤に合う柄
桜文(さくらもん) 五穀豊穣の神が宿る木で、豊かさを意味します。 季節を問わず身につけられます。
手鞠(てまり) 丸く可愛らしいのが特徴。 丸く収まるようにとの願いが込められています。

青には幻想的な柄や明るさを添えてくれる柄を

青には辻が花のように幻想的な雰囲気の柄がよく似合います♪

また、オレンジの橘文様は青色に明るさを与えてゴージャスに引き立ててくれます。

青に合う柄
橘(たちばな) 不老不死の理想郷「常世の国」の花。長寿を招きます。 冬の象徴ですが、どの季節に使用してもOK。
辻が花(つじがはな) 絞り染めの技法で描かれた花で、幻想的な雰囲気です。

紫には優雅な柄を合わせて上品な雰囲気に

紫には可愛らしい柄よりも上品な雰囲気の柄がおすすめです。小さな花柄よりも牡丹のような大きく優雅な花がよく合いますよ♪

熨斗文様のように古典的な柄も紫に映えるのでおすすめです♡

紫に合う柄
牡丹(ぼたん) 百花の王。「幸福」「富貴」「高貴」を意味します。 大ぶりの花が上品な雰囲気です。
熨斗(のし) 細長い帯状の形の中に文様を描いたもので、神へのお供え物を元に、長寿に続く縁起のいい柄です。

白には清らかさのある柄や格調高い柄を

白には清らかな梅文様や、格調高い御所車(ごしょぐるま)などがよく似合います。凛とした雰囲気を演出できます!

白に合う柄
梅(うめ) 厳しい冬を耐え忍び、春に美しく咲く梅は、「忍耐美」「美」を意味します。
御所車(ごしょぐるま) 京都御所周辺で使用された貴族の乗り物で富や華やかさを意味します。

黒にはカラフルな色使いの柄が華やかに映える

黒にはカラフルな色使いの柄がよく合います。思い切って豪華な柄を選んでみると黒を粋に演出できますよ♪

黒に合う柄
花車(はなぐるま) 花で飾られた御所車。 神を招く役割をもち、たくさんの幸福を招く意味があって、色使いが華やです。
流水文(りゅうすいもん) 流水をかたどった模様で、厄を水に流すお清めを意味します。

人気上位の色柄の商品をご紹介♪

お洒落でかわいい振袖を低価格で実現する「LABLISS(ラブリス)」から、人気上位カラーの振袖をご紹介します♪

上でご紹介した5色も、LABLISSならモダンな雰囲気になるので、人とは違う振袖を探している方におすすめです!

華やかでキュート♡【ラブリス 振袖 赤 SE-027】

振袖 赤 SE-027

『不思議の国のアリス』を思わせる個性的なデザインの振袖♡クールかつ上品な印象を与えるコーディネートができますよ!

アートに着こなせる♡【ラブリス 振袖 青 SE-026】

振袖 青 SE-026

ゴシックな印象を与える、ラブリスオリジナルの振袖です。生地は正絹なので、しっとりとした大人っぽい雰囲気になります♪

個性派も満足♡【ラブリス 振袖 紫 SE-018】

振袖 紫 SE-018

大正ロマンのようにレトロな雰囲気が可愛らしい振袖です♪紫のストライプも個性的で、成人式で注目されること間違いなし!

クールで上品♡【ラブリス 振袖 白 E-830】

振袖 白 E-830

シックな色合いの生地に、バラやハートといったかわいいデザインがマッチした甘辛ミックスな振袖です♪上品さも兼ねているため大人っぽい雰囲気を演出できます。

ダイナミックな柄が万華鏡のよう♡【ラブリス 振袖 黒 PE-001】

振袖 黒 PE-001

幾何学模様(きかがくもよう)がまるで万華鏡のような個性的な振袖です♪生地は化繊素材のため、軽やかな印象を与えられます。

振袖の色はイメージを決めて楽しく選びましょう

どの色の振袖にもそれぞれの魅力があるので迷ってしまいますが、

といった基準をはっきり決めて、楽しい振袖選びをしてくださいね♡