2021年7月19日

振袖の衿芯ってなに?その役割やつけ方など押さえておくべきこと

振袖の衿芯ってなに?その役割やつけ方など押さえておくべきこと

来店予約はコチラから

振袖を着る時はいろんなアイテムが必要になるのですが、そのなかに「衿芯」というものがあります。 衿芯は振袖を着た時に見えるアイテムではないのですが、きれいに振袖を着こなすためには絶対に必要なアイテムなんです☆

そこで今回は「衿芯」について徹底紹介♪着付けはプロやママにお任せするにしても、振袖には必要なアイテムなので、衿芯について知っておきましょう!

振袖の衿芯とは?

振袖の「衿芯」とは、振袖を着るときに下着のようにして着る長襦袢の半衿に入れるアイテムのことです。 長襦袢の半衿の内側に入れるか内側に縫い付けるので、振袖を着たときには全く見えません。 でも振袖はもちろん着物を着る時には絶対欠かせないアイテム!衿芯がないときれいな着こなしができないんです。

振袖をレンタルするときは必要な小物がセットになっていることが多いです。 ほとんどのセットに必ずといっていいほど衿芯が入っているはずですが、きちんとセットのなかに衿芯があるかは必ず確認しておきましょう♪

振袖の衿芯はなぜ必要?

衿部分

そもそも見えないアイテムなのに、どうして衿芯が絶対必要なのか不思議に思う人もいるかもしれません。どうして衿芯が必要なのかというと、衿芯が振袖を着た時の襟の形をきれいに整えてくれるからなんです。振袖を着た時、首元からは長襦袢の襟が覗きますが、衿芯を入れていなければクタっとしてしまってきれいな襟元になりません。

振袖を着る時はどんなヘアスタイルでもOKなのですが、ロングヘアならアップが定番ですよね♪アップヘア・ショートヘア・ボブヘアのどれでも首元は見えるので、襟がクタっとしているとなんだかだらしない印象になってしまうのです。振袖を着ると背筋が伸びて凛とした雰囲気を演出できますよね♡でもせっかくどんなにおしゃれな振袖コーデを作っても、襟が整っていないと後ろ姿が残念に見えてしまいます。

振袖の衿芯に種類はある?

「見えないアイテムなのに種類があるの?」と思うかもしれませんが、衿芯にも種類があります。

形の種類

衿芯の形の種類は大きく分けてストレートと湾曲の2つです。どちらを使ってもいいのですが、襟の仕上がり具合が変わってきます。

ストレートタイプ

ストレートタイプの衿芯は、半衿に入れたり縫い付けるとピッタリフィットして安定しやすくなります。着た時に襟周りから胸元までスッキリとしたラインができるのが特徴です。

湾曲タイプ

湾曲タイプは長襦袢を着た時に、ちょうど襟から首元に自然なラインができるように湾曲しています。衣紋部分(襟の後ろ)が軽く凹んで、首から胸にかけてが軽く膨らむので、胸を優しく包んできれいなラインを作ってくれますよ。

素材の種類

衿芯は色々な素材を使って作られています。素材によって値段も違えば襟の仕上がり具合も違うので、どんなふうな見た目になるのか知っておきましょう。

1.プラスチックタイプ

プラスチックタイプは衿芯のなかでも一番リーズナブルな衿芯になります。レンタルの小物セットのなかには、このプラスチックタイプが入っていることが多いです。「振袖や見える小物にお金をかけたいから着付けに必要なアイテムは節約したい!」という人におすすめです♪

2. 塩瀬(しおぜ)タイプ

塩瀬タイプはバイヤスが入っているので、きれいなカーブが作りやすいです。ピンとした襟より、柔らかい襟元を作りたい人におすすめ。

3. 綸子(りんず)タイプ

綸子タイプは厚手なのが特徴です。他の衿芯より硬いので、ピンとした襟元が作れます。またおばあちゃんやママから譲ってもらった長襦袢を着るときは芯地が硬いことがあるので、硬い綸子タイプの衿芯を使うといいですよ♪

4. メッシュタイプ

振袖を着るのは冬ですが、夏に着る場合はメッシュタイプがおすすめです。通気性がいいので、湿気がこもりづらくなります。お盆の時期に成人式をやる地域もあるので、その場合はメッシュタイプを選ぶといいでしょう。

振袖の衿芯の基本的なつけ方

衿芯のつけ方

衿芯をつけるときは、まず長襦袢を用意します。最近の長襦袢はほとんど差し込めるようになっているので、半衿と長襦袢の襟の間に衿芯を差し込みましょう。内側に入れないと透けて見えることがあるので注意してくださいね♪

衿芯を全部入れたら、半衿を左右にしごいて衿芯の位置を安定させます。これをするだけで着付けの仕上がりが変わってくるので、忘れずにするようにしてください☆

振袖を着るなら衿芯や他の着付けアイテムも知っておこう

せっかく振袖を着る機会があるのですから、普段は見ることもない振袖の着付けアイテムについて知っておきましょう♪これから先成人式以外で振袖や着物を着る機会があっても、必要なアイテムを知っておくと役立ちますよ♡

衿芯次第で振袖を着た時の見た目が変わってくるので、実際に違う種類の衿芯を入れてみて仕上がり具合をチェックしてみるといいかもしれません♪

もっと見るなら

Social Media