2021年9月21日

振袖と袴の違いを知ってる?新成人なら押さえておくべき基礎知識

振袖と袴の違いを知ってる?新成人なら押さえておくべき基礎知識

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成人式では振袖を着ますが、卒業式では袴が定番ですよね♪短大や専門学校に通っている方は、成人式の後にすぐ卒業式があるので「使いまわせるかな?」と思っている方も多いのではないでしょうか。どちらも長い袖が特徴ですが、実は振袖と袴には違いがあります。

大学に通っていて卒業式がまだの方もいずれは袴を着る機会がくるので、新成人になるなら振袖と袴の違いもマスターしておきましょう☆

振袖と袴の違いとは?

袴姿

振袖も袴に合わせる着物も、長い袖が特徴的ですよねっ♪袴を履いているだけで似たような見た目に見えるので、同じものだと思っている方も多いのではないでしょうか。

そもそも振袖は女性の正装で、おめでたい場所や改まった式典などに結婚前の女性が着るための着物です。袖が長いのは、舞を舞った時に美しく見えるからと言われています。

一方袴は男性も女性も着ることができる和装です。袴は腰から下に巻くキュロットのようなスカート状のもののことで、着物を合わせて着用します♪振袖よりも動きやすいのが特徴です。袴に合わせる着物は成人式で着るような中振袖か、小振袖という着物が定番。振袖は振袖だけで着れますが、袴は洋服でいうボトムスなので、トップスの代わりになる着物が必要なんです♪

振袖や袴の中にも種類がある

振袖や袴と聞いたらなんとなくイメージが浮かぶかもしれませんが、実はそれぞれ種類があるんです!どんな種類があるのか知っておきましょう。

振袖の種類

先ほど中振袖と小振袖という名前が出てきましたが、振袖は大振袖・中振袖・小振袖の3種類があります。成人式で着る振袖は、袖の長さが1メートルくらいの中振袖です。多振袖は袖の長さが110センチ以上で、裾を長くして着る振袖になります。これは結婚式などで着る振袖なので、成人式には着ません。小振袖は袖が75〜85センチくらいの振袖で、二尺袖とも呼ばれます。小振袖は袖が短くて動きやすいので、袴に合わせることがほとんどです。

袴の種類

女性が着る袴は、女袴・差袴(さしこ)・巫女袴・捻襠切袴(ねじまちのきりばかま)・行灯袴(あんどんばかま)などの種類があります。卒業式で着る袴は女袴という種類です。他の袴は神職が身につける袴で、巫女さんのバイトなどをしない限りは、なかなか着る機会がないかもしれません。

女袴は股がないので、スカートのように着れるのが特徴♪胸の下あたりで結びますが、お腹周りを締め付けないので圧迫感はあまりありません。

この袴に先ほど紹介した中振袖か小振袖を合わせるのが、袴スタイルの基本です♡一番多く合わせるのは小振袖ですが、卒業式はおめでたい場面なので中振袖を合わせても問題ありません☆

着物の種類によって異なる着用シーン

黒留袖

なかなか普段着物を着る機会ってありませんよね。物心がついて着物を着るのは、成人式が初めて!という方も多いのではないでしょうか。着物にはさまざまな種類があり、振袖はその一つ。着物の種類によって、着用シーンが変わってきます♪

黒紋付・黒留袖・振袖

黒紋付・黒留袖・色留袖・振袖は、着物のなかでも女性の礼装・正装と言われるもので、一番格式が高い着物です。成人式で振袖を着るのは、オトナになったお祝いをするのにふさわしい格式高い着物だからなんですねっ♪

黒紋付は女性の着物のなかで一番格式が高く、結婚しても結婚してなくても着られます。黒留袖は結婚した女性の第一礼装で、結婚式で新郎新婦のお母さんが着る振袖です☆格式が高い着物のなかで一番華やかなのが振袖になります。振袖は結婚する前の女性だけが着られる着物。未婚でも年齢を重ねると色留袖を選ぶ人が多いので、ハタチの今だからこそ似合う着物と言えます♡

色留袖・訪問着・付け下げ・色無地

第二礼装と言われる着物で、第一礼装よりは格が下がるのが色留袖・訪問着・付け下げ・色無地です。格が下がったと言っても、結婚式やパーティーにお呼ばれされた時、かしこまったお食事会などで着れる着物になっています。

色留袖は黒留袖と形は同じですが、カラフルなのが特徴。「未婚だけど年齢的に振袖はちょっと…」という人が結婚式やパーティーにお呼ばれした時に選ぶことが多いです。訪問着は柄が全体に入った着物で、年齢に合わせた柄があります。将来ママになったら、子どもの入学式や卒業式に着れる着物です♪

付け下げや色無地は色留袖や訪問着よりはちょっと格が下がり、パーティーや入学式、お食事会に着る着物になります。

小紋・浴衣・紬

カジュアルな着物が小紋や浴衣、紬です。

小紋は全体的に同じ柄が入っていて、ちょっとおしゃれだけど普段着として着る洋服のように着こなせます。浴衣は知っている人も多いでしょうが、夏に着る着物。紬は紬糸で作られており、よりカジュアルでデイリー使いができる着物です。

成人式の振袖を他に着る機会はある?

成人式に振袖をレンタルするか購入するか迷っている方も多いでしょう。気に入って買っても、着る機会がなかったら意味がありませんよね。成人式の振袖は、卒業式の袴に合わせるか、結婚式にお呼ばれしたときなどに着る機会があります。結婚するまではお正月の初詣に着るのもいいですよね♪結婚したら袖をお直しして、色留袖のように着ることもできます。

とはいえ、せっかく買ってもなかなか着る機会が多いとは言えないですし、トレンド柄は年齢を重ねると合わなくなることもあるので、今着たいデザインの振袖をレンタルするのもおすすめですよ♡

成人式で着た振袖は袴と合わせてもOK♪

振袖は単体で着れますが、袴は着物を合わせないと着れません。成人式で着た振袖を袴に合わせようと考えている人は、合わせたい袴の色を考えて振袖を選んでもいいかもしれませんね♪

ただ袴に合わせる振袖は小振袖が多いので、卒業式は全く違うものをレンタルするのもアリです!あまり着る機会がないからこそ、レンタルで色々な着物を楽しむのもおすすめですよっ☆

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