式自体は1時間程度で済みますが、久々に会った友達と会話に花を咲かせたり、二次会に参加したりすると、半日くらいかかってしまうこともあるので、徐々に着崩れが目立ってきちゃうんです…。
そこで、せっかくの成人式で嫌な思いをしなくて済むよう、自分でささっと着崩れを直す方法を紹介します♡
着崩れしやすいポイントは5つ!それぞれの原因と直し方を教えます♪
初めて振袖を着た方にとっては、どこがどのように着崩れるかわからないのも不安の種ですが、実は崩れやすいポイントは大体決まっています。
実際に着崩れしやすいポイントと、その対処法をわかりやすく説明します♡
1. 後ろ衿が浮いてきたら後ろのおはしょりを引くのがポイント
振袖を着るとき、後ろ衿を引き下げてこぶしひとつ分ほどの間をあけることを「衣紋を抜く」といいます。
こうするとうなじをきれいに見せることができますが、動いているとだんだん衿が浮いてきて、首元がつまったような印象を与えてしまいます!
こういうとき、衿をいじって何とかしようと思ってしまいがちですが、実際は後ろのおはしょりを下に引き下げるのが正解っ!!
具体的なやり方は、後ろ手でおはしょりの背中心付近を両手でつかんで、軽く下に引きおろすだけです♪
2. 胸元がはだけてきたら下前の衿を引いて胸紐に挟み込む
振袖は肌着→長襦袢→振袖の順で重ね着するので、長襦袢と衿あるいは重ね衿と振袖の衿の間が浮いてしまうことがよくあります。
あわてて衿合わせを引っ張ってしまう方が多いのですが、改善されるどころかほかの場所にシワやたるみができてしまう原因になるので要注意!
ではどうするのかというと、まず左の身八つ口に左手を入れて、下前の衿先を引いて胸紐に挟み込みます。
あとは、上前の衿を直しつつ、おはしょりの衿の部分を下に引っ張って整えれば完成。胸元のゆるみをきれいに直すことができますよ♪
3. 帯が下がってきたら上下二方向から上げて直すのが正解
振袖を着るとき、帯の締め方が甘かったり、補正が足りなかったりするとだんだん帯が下がってきちゃいます。下がった帯は上げて直しますが、このとき、上から持ち上げるだけでなく、下からも持ち上げるのがポイント!
順番としては、帯の下に両手を差し込んでぐっと持ち上げた後、今度は帯の上を持って引き上げると元の位置に戻しやすくなります。
あまりにもひんぱんに下がってくるときは、小さめのタオルやティッシュを帯の下に差し込むと胴回りのゆるみが解消されて、帯が下がりにくくなっちゃうので注意です!
もし帯揚げにもたるみができていたら、差し込み部分にたるんだ部分を入れ込んで調整しましょう♪
4. 上前が下がってきたときは、余った部分を腰紐に挟み込む
振袖の上前はきれいに見えるようにややななめに上がった状態で着付けますが、階段を上り下りしたり、裾を踏んでしまったりすると、上前がだんだん下がってきちゃいます。
そんなときは下がった分だけ裾を上に引き上げますが、そのままではたるみができてしまうので、余った部分はおはしょりの下に隠してしまいましょうっ!
おはしょりを作る前に腰紐を結んでおけば、余った部分を紐に挟み込めばいいだけなので楽チンです♪
5. 腰回りにたるみができたときは、おはしょりを内側から引き上げる
何度も立ったり座ったりを繰り返していると、腰からおしりにかけてシワやたるみができて目立ってきます。
自分ではなかなか気づきにくい部分なので、振袖を着たらこまめに後ろ姿をチェックして、シワやたるみができていないか確認するのがベストです。
もしシワ・たるみが出ていたら、帯のたれを跳ね上げておはしょりの内側に手を入れ、腰紐の上にあるおはしょりを内側から腰の上に向かってぐっと引き上げましょう♡
ただ、大きく引きすぎると裾丈が短くなってしまうので、ほどほどにしてくださいね♪
腰にシワができたら左右に引っ張って伸ばすときれいな状態に戻せますよ♡
着崩れしやすいポイントを押さえておけば、長時間きれいな状態をキープできる!
振袖は一度着崩れたらなかなか直せないイメージがありますが、実際はちょっと崩れた程度であれば自分でささっと直せます☆
成人式のように長い間振袖を着用する場合は、着崩れやすいポイントと、その直し方を知っておけば着崩れ知らずで1日過ごすことができますよ♡
今回紹介した直し方は初めての人でも簡単に試せるものばかりなので、振袖を着たときはぜひチャレンジしてみてくださいねっ!