2019年8月1日

超簡単!三重仮紐の結び方を知れば振袖がもっと華やかに♪

超簡単!三重仮紐の結び方を知れば振袖がもっと華やかに♪

来店予約はコチラから 振袖の着付けにはいろいろな小物を使いますが、今回紹介する「三重仮紐」もそのうちのひとつです。

普通に振袖を着るだけなら三重仮紐は使用しないので存在を知らない人も多いのですが、実は振袖姿をより華やかにしたいときは必要不可欠なアイテムなんです☆

三重組紐の用途や使い方、作り方を知って、魅力的な振袖姿を目指しましょう♡

帯の変わり結びに必須!三重仮紐の基礎知識

三十仮紐

振袖の帯結びには、結び目が小さなリボンのように見える文庫結び、長方形の帯の形をそのまま活かしたお太鼓結びといったスタンダードな物のほかに、バラや蝶をイメージしたちょっと変わった結び方があります。

これを変わり結びといい、基本結びに比べて個性的で華やかな見た目になることから、成人式の着付けでも大人気です☆

そんな変わり結びを作るのに必要不可欠なのが「三重仮紐」!

ぱっと見た感じでは普通のゴム紐に見えますが、実は中央部分のゴムが三重になっていて、間に帯を挟むことでいろいろな変わり結びを作ることができるんです♡

三重仮紐の使い方☆使った花結び・ふくら雀の作り方を紹介

三重仮紐の使い方は簡単で、ゴムが重なっている部分を背中に当てて、両端の紐の部分を体の前に回して結ぶだけです。

あとは変わり結びの種類に合わせて帯を挟んでいきますが、やり方によっていろいろな結び方ができます。

ここでは一例として、可憐な花結びの作り方と、羽根を伸ばした様子がかわいらしいふくら雀の結び方を紹介します♡

ハレの日の振袖にぴったり!華やかな花結びの作り方

名前のとおり、帯で花を作る花結びは見た目がとてもキュートなので、変わり結びの中でも特に人気があります♡

モチーフにした花の種類だけいろいろな結び方がありますが、ここでは簡単に作れるものを紹介します。

  1. たれ先が上になるようにして帯の上線で結び、三重仮紐をつけます。
  2. たれ元で3つの山ひだを作って羽根にし、ゴムで固定してから三重仮紐の2本目に挟みます。
  3. 2と同じ要領で反対側にも羽根を作って、一番手前の三重仮紐を使って先に作った羽根と一緒にたすき掛けのようにします。
  4. 残ったたれで三つ山ひだを作って、真ん中の三重仮紐で止めます。
  5. ひだの下に帯枕を入れて、手先で逆箱ひだを作って、一番奥の三重仮紐で止めます。
  6. 一番手前の羽根に帯締めを通して体の前で締めたら、羽根の形を整えて完成です♪

羽根を広げた形がかわいい♡ふくら雀の結び方

ふくら雀とは、冬場のすずめが全身の羽根をふくらませて寒さをしのいでいる姿をモチーフにした結び方のことです。

名前もかわいいですが、完成した変わり結びも名前のとおりふっくらして女の子らしい見た目になりますよ☆

  1. 帯板を当てたら柄止まりが背中の中心に来るように調整して、二度帯を巻きます。このとき手のひら4つ分を手先の長さにして、たれ先が上になるように結びます。
  2. 結び側のたれを使って、結び目近くで山ひだを2つ作って羽根をとります。ゴム止めしたら三重仮紐で押さえます。
  3. 手先を折り返して、逆側に2と同じ要領で羽根を作り、三重仮紐で押さえます。
  4. 左右の羽根が交差している部分に帯枕を乗せて、体の前で結びます。このとき、三重仮紐を外します。
  5. 帯枕に帯揚げをかけて結び、たれを使って帯枕と同じ幅の箱ひだを作ります。
  6. 箱ひだに紐をかけて、羽根と背中の間に通して体の前で結びます。
  7. 帯の幅の下でたれを折り上げて帯締めを通します。
  8. 帯の裏側の部分を中に入れて、全体を整えたら完成です♪

ゴムと紐があれば簡単!三重仮紐を手作りする方法

ソーイング

三重仮紐はシンプルな構造なので、材料さえ揃えれば家にある裁縫道具でも簡単に手作りできます♪

用意する材料は、長さ30cm×幅2~2.5cmのゴム紐3本と、ゴム紐と同じくらいの幅がある長さ70cmの伸び止めテープ2本です。

ゴム紐は長さ1mの物が手芸屋さんや100円ショップで売っているので、それを3つにカットして使いましょう☆手前と中央のゴム紐は少し余裕を持たせるために、一番奥の紐よりほんの少し長めに取っておくのがおすすめです。

まず伸び止めテープの端1cmくらいを2本のゴム紐の間にはさんだ状態で縫い止めます。反対側にはもう1本の伸び止めテープを同じように縫い止めます。

あとは残り2本のゴム紐を重ねて縫い付ければ完成です♪

ゴム紐やテープの端のほつれが気になる場合は、ほつれ止め溶液を塗っておくといいですよ☆

変わり結びにチャレンジするなら、三重仮紐を用意しよう!

ベーシックな帯結びも素敵ですが、個性的な変わり結びは振袖の後ろ姿を華やかにしてくれるので、成人式にぴったりです☆

三重仮紐は自作することも可能ですが、市販品に比べるとほつれや強度に不安があるので、お店で買った方が安心です。

ラブリスならセット販売だけでなく、振袖や小物のばら売りにも対応しているので、三重仮紐と一緒に好きな帯を選んで自由にアレンジできますよ♪

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