2019年9月10日

振袖は3種類あるって知ってた?ちょこっとタメになる豆知識♪

振袖は3種類あるって知ってた?ちょこっとタメになる豆知識♪

来店予約はコチラから 「振袖」って聞くと、一種類しか思いつかないなんて人もいるのでは…。でも、実は3種類の振袖があるんです!

そこで今回は、3種類の振袖の特徴と、明日思わず話したくなるような、ちょっとした豆知識についてご紹介します☆

振袖の種類と主な着用シーン

振袖は、袖が長い着物のこと。「未婚の女性の第一礼装」といわれています!

振袖は、お祝いごと(慶事)向けの柄で、華やかで明るいものが多いのも特徴♡

そんな振袖、実は1種類じゃないんです。なんと振袖だけで3種類もあります。それぞれ、どんな振袖で、どんなシーンで着られるのかについて紹介しちゃいます♪

1. 大振袖(本振袖)

打ち掛け

大振袖は、「引き振袖」「引き振り」「お引きずり」「お引き」とも呼ばれ、3種類の振袖の中で一番格式が高い振袖です。

袖丈が114cm前後で引きずるほど長い袖は、立ち姿がとても艶っぽく美しく見えるといわれているんです♪

主な着用シーンは、結婚式で、花嫁さんが着る婚礼衣装として使われています。一般的にはこの大振袖を成人式で着ることはないですが、最近は、身長の高い子も増えていて、バランスを見て大振袖にすることもあるみたい♡

2. 中振袖

大振袖の次に格式が高い礼装です。袖丈の長さは100cmくらいです。

成人式でよく見られる振袖がこの中振袖。袖が女性の足首くらいまでの長さで、立ち姿のバランスがとてもよく見えます☆

着用シーンは、成人式やお祝い事の席、パーティーやお見合い、結納の席、結婚式のお呼ばれなどさまざまです。

3. 小振袖

中振袖よりもさらに袖が短い小振袖は、袖丈の長さが85cmくらいで「二尺袖」とも呼ばれます。

袖が短くなっているので、動きやすいという特徴があります。着用シーンは、卒業式のときなどに袴に合わせることが多いです。中振袖よりも短い袖なので袴とのバランスもよく、かわいらしい印象になれちゃいます♪

訪問着と振袖の違いって?

振袖の種類はわかったけど、一般的な正装っていわれる「訪問着」とはどう違うの?って思いますよね。そこで訪問着と振袖の違いについても調べました☆

1. 袖の長さが短い

訪問着

袖丈の長さは一番短い小振袖でも85cmくらいなのに対して、訪問着は57~68cmくらいともっと短いです。着てみると、袖が太ももの横にくるぐらいの長さです。

2. 柄のバリエーションが豊富

訪問着の柄は「絵羽柄」といって着物を広げたとき1枚の絵みたいに見える柄が使われているんです。

また、訪問着の柄は自由度も高くて、古典的な柄もあればモダンな柄、季節の花を使った柄などさまざまな種類があります。

シーンや好みに合わせて選べるのもうれしいポイントです♡

3. 未婚でも既婚でも着られる

振袖は未婚女性の正礼装ということで結婚していない女性しか着られないけど、訪問着はどちらでも着られる着物なんです。

ちょっとしたお食事会、お茶の席や観劇などにピッタリ♡

訪問着は、大正時代に誕生した着物で、ちょっとしたお出かけに着られる着物ってことで、今でいう勝負服って感じですね♪

ここぞというときに、おしゃれ着としてサッと着て出かけられたら素敵かも♡

振袖は成人式以外で着まわせる?

振袖は一生に一度買うか買わないかくらいの大きな買い物です。成人式で着る以外に使い道ってあるのかな?って疑問に思っちゃいますよね。

実は、いろいろと着まわせることが分かりました!

訪問着として着まわすなら柄に注意

振袖を成人式で着て、そのあとも長くその着物を着たい!というときは、袖の長さを直して訪問着にする方法がおすすめ♡

訪問着にしておけば、結婚してからも子どものお祝いごとの席とかで着られるし、便利です。

ただ、ちょっと注意したいことがあります。

それは、袖を切ってしまうので袖の下の方に柄がついているときはその部分がなくなっちゃうということ。

全体的に見て、バランスが悪くなることがあるんです。

訪問着としてお直しすることを最初から考えているときは、振袖を買うときにあらかじめ柄を考えておくと安心ですよ☆

成人式の振袖を袴に合わせるのも◎

袴姿

大学などの卒業式で袴を着る子が増えているけど、成人式で着た振袖に袴を合わせるのもOKです。もともとは袴には小振袖を合わせるのが一般的。でも、成人式の振袖があるならそれを活かして袴に合わせても問題なし!

小振袖よりはちょっと大人っぽい印象になれます♡

結婚式のお呼ばれでも着られる

結婚式にお呼ばれしたとき、ドレスもいいけど、せっかく振袖があるならそれを着ていくのもアリ☆

ただ、花嫁さんが振袖を着る場合や、花嫁さんの振袖の柄とかぶったりする場合があるので、親しい友達なら柄を聞いておいたり、そもそも着て行っても大丈夫か聞いておくといいかもしれません。

もし、結婚式に着ていくことを想定して振袖を選ぶなら、ド派手な柄よりも控えめにしておいた方がいいですよ♪

将来を見据えて賢く振袖を選ぼう!

振袖は3種類あって、成人式で着用するのは中振袖が多いということです。

成人式で着た着物を、しまっておくのはちょっともったいないので、お祝いごとやパーティー、結婚式とかでジャンジャン着ちゃいましょう。

長く着用したいなら、いろいろなシーンで着まわせる柄かどうか、訪問着として直すとき、袖を切ってもバランスが取れるかどうかなどチェックしておくと安心ですね☆

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